名古屋古書組合大市会へ行ってきました
2018.03.28
1年前まで所属しておりました
名古屋古書組合の大市会へ行ってきました。
名古屋では毎週火曜日に通常の業者市が
開催されておりますが
毎年春には年に一度の大市が開催されます。
通常は最低入札価格が1000円なのですが
この大市はその名に相応しく1万円から。
出品される荷物も高価なものばかりです。
そうなると会場の半分は古文書や和本
掛軸、絵画、鳥瞰図、絵葉書、資料などの
かなり年代の古いものが占めてきます。
1点で何十万、時には何百万の物も。
普段なかなかそういったものを見る機会というのは
ありませんので大変勉強にもなるのです。
最近は車とフェリーを利用して行く事が
多かったのですが今回は鉄道です。
はじまりはいつも小野田駅。
新山口駅で新幹線に乗り換えます。
長い事工事をしていましたが
ようやく終わったようですね。
一昔前では考えられないくらい
洗練された駅構内になりました。
春休みのぞみ臨時便に乗車。
昔は名古屋まで3時間以上かかってましたが
今では3時間を切るようになりました。
名古屋でこだまに乗り換えて
次の三河安城まで行きます。
松本人志のコントNHKでの
名探偵 三河安城を思い出してしまうのは私だけでしょうか。
初日はここから妻の実家へ向かい宿泊。
旅の疲れを癒します。
翌日、名鉄とJRを乗り継いで鶴舞駅へ
そこから徒歩6~7分で名古屋古書組合へ到着。
受付を済まし会場の中を物色。
圧倒的な質と荷物の量に目を奪われます。
全国から古本屋さんが来てますので
色々な方とご挨拶。
数年ぶりに会う方もおりますので
山口に引っ越したんだね~などと
近況報告などを兼ねて
古書業界の情報取集。
11時から1階の開札スタート。
何十万のものはもちろん百万超えの落札物には
たくさんの人だかりができます。
こういったものを見るだけでも来たかいがあります。
お昼になりましたので近くの気晴亭へ。
店内にはすでに多くの古本屋さんが(笑)
数えきれない程通った店ですが
ここへきてまさかの新メニュー登場!
いわゆる鰻のひつまぶしを真似たものなのでしょうが
これは食べてみるしかありません。
他にもこんなメニューがありますよ。
混雑してましたのでそれなりに待たされましたが
写真に偽りの無い堂々とした姿です。
一緒に行った北海道の古本屋さんは
しゃちほこ丼を注文してました。
名古屋満喫メニューですね。
とんとんまぶしの肝心のお味の方ですが
これは絶品です。
分かりやすく言えば豚角煮丼というか
チャーシュー丼というか。
名古屋らしく味は濃いめ。
別売りの生卵も付けましたが
無くても充分いけます。
これは来る度に食べてしまいそうです。
ただ女性の方、小食の方は完食するのに
ガッツが必要そうですね。
デザートにゴマ団子を頂きました。
食事を終えて会場に戻り
2階の開札を見ます。
こちらの方が明治、大正はもちろん
江戸時代やそれ以前のものが多く圧倒的に
落札価格が高いです。
新本は定価の何パーセントみたいな
考え方をしがちですが
こういったものはそもそも定価が無いので
上限がありません。まさに青天井。
でもベテランの方に聞くと昔に比べれば
これでも随分と安くなってしまったそう。
最後に今回1番の落札価格の品を
じっくり見て会場を跡にしました。
さて帰ろうかと思ったら
仲良くさせて頂いていた古本屋さんと
立ち話が弾んでしまいそのまま喫茶店へ。
楽しく為になるお話しをありがとうございました。
名古屋古書組合大市会担当の皆様
この度は誠にありがとうございました。
大盛況だったようで何よりです。
また来年も楽しみにしております。